ついでにうちの宝石図鑑あれこれ。

一番古いのがこの2冊。
云十年前の本なので、今流通してるレアストーンや新産系は乗ってません。
けど、左は違う出版社から新装版が最近出た結構ロングセラーな図鑑です。
右はドイツの本の邦訳版で今から見ると写真にレトロ感があるけれど、カット石や原石のバリエーションもこの時代にしては多く集めて撮ってあるので満足度は高いです。
単行本 – 2023/3/23
キャリー・ホール (著), 石橋 隆 (監修, 翻訳)
元の本は日本ヴォーグ社、新しい方は創元社です。
日本ヴォーグ社で出てた頃は犬・猫・ハーブ・草花・木・クジラ・は虫類・星座などの図鑑もシリーズであったのですが、創元社版では宝石の他に岩石・鉱物、化石、恐竜・古生物の図鑑が出てます。
恐竜・古生物は創元社でしか出てないかも。
大元の洋書があって、それぞれ日本ヴォーグ社と創元社で邦訳して出したって感じみたいです。
写真に多少の加工(反転など)があったり、説明文の言い回しがちょっと違うくらいの差なので日本ヴォーグ社版持ってたら新しく買うほどじゃないかな…。

左は世界のジェムストーン図鑑と同じ今はなき柏書店さんの本。
宝石や宝飾関連の本の専門の出版社だったのだけどなくなっちゃったんですよねぇ…。残念。
タイトル通り無処理でその宝石の最高ランクの色はこんな感じという見本の本です。
大抵の宝石は人工的な処理を施すことによってよりよく見せて売ってるので、こういう本が出るわけです。
ただ当たり前だけど、印刷物なので現物と全く同じとは行かないので参考程度かなぁ。
本職の宝石鑑定士さんなんかは実物を見て目を鍛えるものですしね。
右は最初図書館で借りたらポ○モンの攻略本レベルの分厚さに若干引いた本です(笑。
でもカット石やビーズなどの加工品に原石まで、一つの石の姿のバリエーションが多く載ってるので見応えたっぷりです。
そんなわけでついポチったわけですけれど、届いたらやっぱり若干引く分厚さでした。

右は科学博物館の宝石展に合わせて出版された図鑑で、左はそのだいぶ前に出たバージョン。
宝石の種類自体はどうしてもかぶるけど、写真は右はほぼ撮り下ろしらしいのでかぶってはないはず。
カラーチャートが載ってるのが珍しい感じです。
写真も見やすくて情報量も多め。

左はアメリカのスミソニアン博物館収蔵の宝石・鉱物コレクション(ほぼ宝石、稀に原石)。
博物館への収蔵エピソードなんかが載ってるので、読み物としても楽しいです。
右は宝石の種類自体はそこまで多くないけど、産地の情報など他の本にはない切り口で書かれてたりするので補完であると良い感じの一冊。
写真も綺麗だし、水晶系の処理がまとめて載ってたのが良かったかも。
昔よりそういう処理の手法も増えたので、それに伴って聞いたことのない石の名前も増えましたからねぇ。
20年以上前の天然石のビーズ屋さんと今のを比べると、ほんと種類が増えててびっくりします。
天然石とうたっていても実は人工石とか加工の仕方も昔とは違って、天然と見分けづらくなったとか巧妙になってるので、情報をアップデートするのは大事ですわ。
結局の所、信頼できるお店で買うのが一番大事って昔から変わらない結論に至るという。
加工も人工石もちゃんとそれと公開してるお店は良いと思います。